たてる君のミニ知識

大事な予算の話はもちろん、今話題の太陽光発電まで。家を建てる前に正しい知識をしっかりと身につけておきましょう。

太陽光発電の価格

節電…今、私たちは生活エネルギーとの付き合い方が大きく変わろうとしています。
注文住宅を検討する際、太陽光発電を一緒に設置する家が増えてきています。
実際のところは得なの?という事や、太陽光発電そのものの仕組みなど、この際知っておきたい。そんな入門ガイドを実際に注文住宅を建て、太陽光発電を導入した方にメリットを聞いて、ここでわかりやすく『注文住宅たてる君』が紹介します。

太陽光発電ってそもそも、どんな仕組みなの?

まず、基礎的な説明をします。太陽の光が当たると発電を行う素材を利用した複数のパネルを屋根に設置します。その発電した電気を家庭で使用したり、電力会社に売る事が出来るのが『太陽光発電システム』です。

太陽光発電の仕組み

パネル以外にも、パネルで発電した電気を家庭で使う『交換電気』に変化するためのパワーコンディショナー、家の中の家電製品へ電気を送る分電盤、発電量を確認するためのモニターなどを合わせて使用する。という仕組みです。

屋根に太陽光のパネルを設置して光を電気に変える仕組みです!

いったい、どれくらいの電力がまかなえるものなの?

NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の全国日射関連データマップによれば、太陽光パネル1kwあたりの年間発電量は1000kwh前後が目安ですから、4kwhの場合、4000kwhとなります。 国勢調査によれば、一般的な日本の家庭の電力の年間使用量がおよそ5500kwhという結果ですから、4kwhの太陽光パネルで発電した電力の全てを自家使用をする。ということにすると、計算上では約7割の電気をまかなえることになります。

ただ、注意すべき点は、地域によって日照時間が異なること、季節、パネルの設置方向(方角)によってばらつきのフレ幅がある事は確認が必要です。

年間で使う電力の約7割をまかなう事が出来ます!
※発電した電力の全てを自家発電した場合。

発電できた電気は年間いくらになるの?

2009年11月にスタートした新たな買取制度によりますと、住宅用太陽光発電の場合、設置から10年間は余剰電力を42円/1kw(平成23年度)で買い取ってくれる。

例えば、4kwの年間の発電量は『システム1kwあたり年間1000kwh程度』から考えますと、『4000kw程度』。仮に発電した電力の全てを発電するなら168,000円となります。

総務省の家計調査によれば、一般家庭の年間電気代の平均は年間120,000円。差し引きで年間50,000円程度の利益が出る事になります。

発電できた電気は年間いくらになるの?

発電量がもっとも多いのは、太陽が出ている昼間です。加えて昼間の電気使用量は少ないので自宅で使う電気をまかなったうえに、余った電気を売ることができます。 一方、発電量が少なく電気使用量が増える夜間は、太陽光発電ではまかなえない電気を電力会社から購入することになります。

4kwの太陽光パネルを設置すれば
年間の売電金額は170,000円程度になります!

設置するときの費用ってどのくらいかかる?

太陽光発電協会の調査報告によれば、平成22年度の太陽光発電システム平均設置価格(機器代金・取付け工賃込)は1kWあたり56,5万円。4kWの場合ですと約226万円の計算になります。
内訳としては、太陽光パネル以外に、接続箱や発電モニターなどの附属機器類、設置する工事費などが含まれます。屋根の形状やその他の諸状況によっては補強工事など、特別な処置や追加機器が必要になる事もあります。

設置費用や施工費用込みで平均226万円程度が目安です!

電気代は結局1ヶ月にどれくらいの削減ができるの?

前項でも言いましたが、4kWの太陽光パネルの場合は計算上でいくと、一般家庭の使用電力の約7割がまかなえます。
これを総務省の家計調査にある、月の電気料金の平均とされている約1万円と照らし合わせますと、単純計算で月々7,000円の削減となります。加えて余剰電力は42円/1kWh(平成23年度)と、買電よりも高く売ることができます。

昼間や夏など、発電量が大きいときの売買電の差額を考えますと通年の収支では削減どころか電気代が収入になるケースも珍しくはありません。

4kwhの太陽光パネルの場合
7,000円/月 以上削減できることもあります!

どれくらい使えば元がとれるの?

東京都足立区で設置した場合、3.5kWhの太陽光発電システムの設置コストを210万円と仮定します。42円/1kWh(平成23年度)による売電と発電による節約額、購入時に受ける国、都道府県、市区町村からの補助金を考えれば、10年程度での回収が可能として考えられます。
回収後は売電分の金額がそのまま収入として得られるメリットもあります。
ただ、製品の性能や屋根の状況によっては発電量が異なりますからあくまで、目安として考えて下さい。

あとは、注文住宅を建てる際、屋根の位置する方角や太陽光発電システムのメーカーなど、担当してくれる住宅会社の方にしっかり相談してみましょう。

屋根に太陽光のパネルを設置して光を電気に変える仕組みです!

非常時に備えて電気は蓄えられるのですか?

太陽光発電システムに蓄電機能はありません。
ただし、停電時でも、昼間、太陽光で発電している間は主導切り替えの自立発電機能が備わっているため、最大1500Wなで家電あを使用したり携帯電話の充電が出来たりします。

ちなみに住宅メーカー各社では、電気が貯められる蓄電池を備えた電気自動車などと太陽光発電を組み合わせた『スマートハウス』と呼ばれる住宅製品の開発が進んでいます。

太陽光パネルは電気を蓄電出来ませんが蓄電池を使えば可能です!

どんな屋根が太陽光パネルの設置に向いているんですか?

北面以外でも、枝やビルなどが太陽光発電パネルの一部に影をつくってしまう状況の場所では、発電量が大幅に低下する場合があると聞いていますので、方角には十分気をつけて下さい。

どんな屋根が太陽光パネルの設置に向いているんですか?

太陽光発電パネルの設置に最も適してしるのは真南の方向を向いている屋根です。
又、発電量は多少落ちますが南東や東、南西や西の方向を向いている屋根でも大丈夫です。使用するには十分に事足りる発電量は確保出来ます。
ただし、北面は発電効率が40%近く低下しますので、設置するケースはほとんどありません。

太陽光パネルは南向きの方角の屋根への設置がベスト!

実際に設置した方のお話を聞いてみました!

  • [家族構成]:夫(38歳)、妻(38歳)、長男(9歳)、次女(6歳)
  • [太陽光発電システムメーカー]:シャープ
  • [発電量]:5.12KW

「注文住宅で家を建てる際、太陽光発電システムを導入すると決めていました。」と言うのは神 奈川県のYさん。もともとエコに興味があったことに加えて、住宅ローンに組み込める、また、 補助金を使えば売電により元がとれるという計算が最終的なきっかけにもなりました。
「売電量は計算通りでした!年間でみると買電量を上回り、利益が出てますよ」と。
今ではモニターの発電量のチェックが毎日の楽しみに。日々の天候や季節の移り変わりをモニタ ーから感じるとか。また、売電だけでなく節電に対する意識も上がりました。と語る。

「オール電化にすることで深夜電力が安い料金プランである 電化上手(東京電力)を導入。深夜の安い電気料金の 時間帯にタイマーで家電を稼働させて電気代をさらに 節約しています」とのこと。子供たちもエコの意識を 持つようになり、自然に節電ができるようになったの だとか。
奥さんは「太陽光発電は屋根に夢を乗っけているような もの」と語る。金額だけでなく地球環境に貢献している エコへの意識が家族全員の満足度を高めていました。

年間の売買電量の推移

年間の売買電量の推移
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